我々の研究室では2002年11月9日(土)、10日(日)に行われた「第7回 テクノフェスタ イン 浜松」の「先端研究公開展示」に参加しました。以下にその内容を紹介します。
22D 未来の光通信を拓く高速光変調器
―――光ファイバ通信のための超高速デバイスの開発―――
電子工学研究所 極限フォトニックデバイス分野 皆方研究室
- 光変調器とは、音声や画像などの電気信号を光の信号に変換するデバイスであり、光ファイバ通信を行うためには必要不可欠な装置です。
- 光ファイバ通信では2Gbps
の伝送速度で、同時に電話23,000回線を伝送しています。光ファイバ1本で同時に伝送可能な最大容量は、電話なら500億回線、テレビなら5,000万チャンネルにもなりますが、まだ本来の性能の10万分の1程度しか利用されていません。今後は音声の1000倍以上容量の多い画像の伝送が必要になるため、超大容量の光ファイバ通信が必要となります。
- そこで当研究室では、主に光ファイバ通信に必要な高速大容量の光変調が可能な、速度整合型光変調器の研究開発を行っています。
展示・実験内容

研究室で開発した世界最高性能の光変調器 40 Gbps, 2.8 V, 1.5 μm
- 私たちが提案した速度整合型高速光変調器(上図)や、光ファイバケーブルなど光通信に必要な装置を展示しました。
- 実際に光変調器を使って通信実験を行いました。
- 光通信実験入門講座のビデオ上映を行いました。(当研究室のノーベル博士が登場!?)
この研究の将来
- 今後通信分野で必要になる40Gbps
(1秒間に400億回の光の点滅を作る)の超大容量光通信システムのため、私たちはさらに高性能な光変調器の開発を目指して研究を行っています。
- 将来的には、乾電池1本分の消費電力でDVDのダウンロードが1秒以下で出来るようになるかもしれません。

展示会場写真
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